最低賃金を段階的に前倒しで引き上げへ 近く発表-2022/03/15
2022.03.15 Uncategorizedサラヴァナン人的資源相は3月14日、最低賃金を段階的に引き上げると国会で述べた。詳細についても近く発表すると国会で明らかにした。
現行の最低賃金は57の市町で月額1200リンギ、それ以外の地区では同1100リンギ。同相は先に同1500リンギにまで年末に引き上げると述べていたが、実施時期も前倒しで行われる見通し。
きょうの国会での答弁では「最低賃金引き上げの発表を利用して、企業が従業員数を減らすようなことはあってはならない」とも指摘。従業員を減らしていくと失業率4%以下の目標も果たせなくなるとし、同時に一気に1500リンギに引き上げことにも慎重な姿勢を示した。
同相は現状の課題への対応を含め、現在最終的な詰めを関係者と行い、企業も労働者のいずれも恩恵を受けるような形で決着させたい意向を示した。