脱走したロヒンギャ族 KLで潜伏か
2022.04.29 政治・社会クダ州の一時収容所から不法滞在のロヒンギャ族が脱走した問題で、出入国管理局のカイルル・ザイミー局長は4月28日、クアラルンプール市内に潜伏している可能性があると述べた。
同日現在で依然61人が発見されていない。
同局長によると、脱走したロヒンギャ族の一部がクアラルンプールのスラヤン地区の卸売市場で目撃された。多くは同地区やペナン州で働いていたことから顔見知りなどから助けを得て逃亡を続けている可能性が高いとも述べた。
同局はマレーシア国家警察とも協力して全員の身柄確保に全力を注ぐ。
一方、ペナン州警察は同日、脱走して高速道路でひかれて重傷を負っていた14歳の少年が死亡したことを明らかにした。
この脱走事件での死亡者数は7人目となった。
現在は21歳の男性も高速道路で事故に遭って入院治療を続けているという。
この事件では、4月20日にクダ州の一時収容所内で暴動が発生し、その結果528人が脱走。
脱走後数日内に多くの身柄が確保されていた。