クランタン州での国境の密輸基地 30か所を確認
2023.02.08 政治・社会国内取引・消費者相のクランタン州支部はタイ国境の川スンガイ・ゴロク沿いに約30か所の密輸基地があることを確認したと明らかにした。
確認されたのは、国境に面するプンカラン・クボール地区で、川沿いの小屋や店舗が密輸品の一時的な保管場所となっていた。
今年1月以来、密輸行為の摘発件数は26件で、砂糖や食用油、小麦粉、ガソリン、ディーゼル、車など14万4077リンギ相当の密輸品が押収された。
同支部は特に補助金で安価なガソリンの密輸の取り締まりに注力したい意向だ。他の国境管理当局とも協力して、パトロールチームを結成して取り締まっているとも説明した。
河川であるスンガイ・ゴロクは浅瀬で、川の幅は狭いところで10メートルほど。このため、両国間の密輸が絶えない。生きた牛の密輸や密入国者も多く、国境警備隊はドローンを飛ばすなどして監視している。