1月18日にスランゴール州クラン港のコンテナ内で発見されたバングラデシュ国籍のラトゥルさん(16)が2月21日に帰国した。
少年は同国チッタゴンの港で友人らとかくれんぼをしていたときにコンテナ内に入り込んで、扉が閉められてそのままクラン港まで運ばれてきた。
輸送中の6日間に飲食をしなかったことから発見されたときは衰弱していたが、命は取り留めていた。
発見後は病院で治療を受けていたが、回復して帰国の手配をしたサイフディン内相と帰国前に面談した。
同相は「生き延びたのは奇跡だった」と述べた。
内務省はマレーシアのバングラデシュ高等弁務官事務所(大使館に相当)に連絡し、少年の旅券を発行。
マレーシアの出入国管理局が手続きを進めて、21日に飛行機で帰国した。
ラトゥルさんは帰国前にツイッター上でマレーシア政府への感謝を示した。
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