世界最高峰のエベレストの登頂に成功した聴覚障害のあるマレー人男性が行方不明になっている。
懸命に捜索をしているが、いまだ見つかっていない。
行方不明になっているのはムハンマド・ハワリ・ハシムさん(33)で、5月20日に山頂に到達した。
ところが、その下山途中に第4キャンプ場で案内人とともに休息を1時間ほど取っていたが、案内人が仮眠から起きたときにハワリさんの姿はなかった。
案内人が寝ている間にどこかに行ってしまったらしい。
第1キャンプ場から第3キャンプまで捜索し、ジャケットのみが第2キャンプ場で発見された。
案内人らは本人の行方を追っているが、いまだに見つかっておらず、捜索は天候が悪化する前の28日に打ち切る予定。
この遠征は青年スポーツ省の支援で4月2日に開始し、2か月間の行程。
捜索は同省が148万リンギを投じて行っている。
また、この遠征では今月19日に登山途中にチームの1人が転落死。
遺体は近くマレーシアに搬送される。