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クダ州 ペナン州との関係悪化でNGOが対話を提案

クダ州 ペナン州との関係悪化でNGOが対話を提案

2023.06.02 政治・社会

クダ州とペナン州の関係が悪化している。

ことの発端はクダ州のムハマド・サヌシ州首相が先に「ペナン州はクダ州のもの」と発言したこと。

「両州には州境はない」とも述べ、ペルリス州にも州境がないと主張している。

クダ州首相はペナン州に水を供給しないとも発言。

クダ州の浄水場の水位測定器が5月14日に故障してペナン州全域が断水に陥ると、ペナン州政府を激怒させた。

ムハマド・サヌシ州首相はさらに5月30日に「連邦憲法を改正してペナン州がクダ州帰属の州であると記載すべきだ」とも主張。

これを受けてアンワル・イブラヒム首相は憲法を理解し、これに順守するよう求めた。

クダ州の州首相がこういった発言をするのは、近く行われる州議会選挙のためとみられる。

同州議会は国政野党が握っており、国政与党のペナン州政府を攻撃することで、国政与党を揺さぶっているようだ。

関係悪化を受け、非政府組織(NGO)のペナン州マレー遺産信託協会(Pewaris)のモハマド・ユソフ会長は「憲法で両州の州境は存在する」と指摘。

クダ州首相が十分に歴史を理解せず、単に票集めのために主張しているとも語った上で両州首相を呼んで対話を行いたい旨を表明した。

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