四駆車を盗難で警察が発砲　350キロ先で男を逮捕

サラワク州警察は6月4日午後、ビントゥル郡近くの市場で四輪駆動車を盗んで逃走した容疑者の男（38）を逮捕した。

逃走した際に警察官が2発発砲し、その後にベトン郡の病院で治療を受けていたところを身柄を拘束した。

また、同伴していた女（34）も逮捕された。

事件は6月4日未明、ビントゥル郡近くの市場で四輪駆動車が盗まれたとの被害届が提出された。

警察官が警戒していたところ、不審な車と四輪駆動車の2台を発見。

職務質問をしようとしたところ、車2台が猛スピードで逃げようとしたため、警察官は車2台に発砲したが、車は逃走した。

周辺では検問が敷かれたが、2台はこの検問も突破してさらに逃げたという。

容疑者2人は車1台を捨てて逃走を企てたが、男は右腕と腰を撃たれて出血がひどく、盗んだ市場から約350キロ先のベトン郡の病院に駆け込んだ。

警察は容疑者らが治療を受けている情報を得て、逮捕に至った。

男はこれまでにも車両の盗難や殺人未遂など前科10犯であることがわかった。