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マレーシアを訪問したインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は6月8日、欧州連合(EU)の貿易法によって脅かされているパーム油製品を保護するため、マレーシアとの協力関係の強化を呼びかけた。
欧州議会は4月、森林破壊を促進するとみなされる輸入を禁止する新しい法律を採択。
気候変動に対応するためで、EU加盟国諸国の承認を得てコーヒー、ココア、大豆、木材、パーム油、牛、印刷用紙、ゴムの各製品の輸入を制限する見通し。
世界の生産量を占めるインドネシアとマレーシアのパーム油製品もEU市場で閉め出される結果となる。
このため、両国政府は5月末にEUに代表団を共同で派遣し、EU関係者と協議している。
同大統領はアンワル・イブラヒム首相との共同記者会見で「インドネシアとマレーシアが生産する製品を他国から差別されないようにしなければならない」と述べ、引き続き協力関係とする必要があるとも語った。
一方、同大統領はマレーシア訪問に際し、二国間の国境貿易協定や投資促進協力の覚書に調印。
また、ハラル認証の承認に関する相互協力協定も締結された。
同大統領は同首相の招きで6月7日に訪問。
2日間の日程を終えて8日に帰国した。