6月初旬までのデング熱感染者数　前年同期比158％増

保健省は年初から6月3日までの間のデング熱感染者数が4万8712人に達し、前年同期比158％増になったと発表した。

死亡者数は34人を記録している。

5月28日から6月3日までの週の感染者数は2455人で、前週から183人減少。しかし、感染者数の多い「ホットスポット」は前週から10か所増えた82か所にまで増えた。

最も多いのがスランゴール州の62か所だという。

デング熱と同じ蚊を媒介するチクングニア症感染者累計数（年初から6月3日まで）は135人となった。

一方、2020年から2022年までのデング熱との合併症による死因分析も発表された。

最も多かったのが高血圧や高脂血症（27％）で次に糖尿病と肥満の各23％。

慢性疾患のほか、心臓病や腎臓病との合併症で死に至る可能性が高いこともわかったという。