クダ州でケーブル泥棒　中国人含む15人を逮捕

クダ州警察は6月15日、国営電力トゥナガ・ナショナル（TNB）や国営通信テレコム・マレーシア（TM）のケーブルを盗んでいた15人を逮捕したと発表した。

容疑者のうち1人は中国国籍の男だった。

容疑者らは3つの窃盗グループで少なくとも8件の事件に関与しているとみられる。

グループは互いに接点がないという。

まず、6月6日に最初のグループを検挙。

TNBの請負業者が電線敷設のために路肩に置いた大型のケーブルドラムを標的にし、トラックを使って2つのドラムを盗んだ8人を逮捕した。

次に6月9日にアロースターのスタジアム・プレンバ付近でTMの通信ケーブルを盗んだ疑いで4人を逮捕。

うち3人は車で逃走しようとしたときに警察官にけがを負わせ、警察官が発砲した。

車内からはケーブルや関連機器が見つかった。

6月11日はさらに、バリン郡のモスク近くでTMの通信ケーブルを盗んだ3人が逮捕された。

どのケースも業者が着るベストを着用し、ケーブル設置の作業員を装っていた。

また、いずれも覚せい剤を使用していたという。

警察はさらにケーブル窃盗容疑で6人の行方を追っている。