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機内食を提供するブラヒムズ・ホールディングス社はマレーシア航空との25年間の契約が更新されない可能性が出ている。現在の契約は6月30日で切れる。
同社は先にマレーシア航空の親会社であるマレーシア・アビエーション・グループと契約更新について協議したが、マレーシア航空側は契約解除通知を1か月前の条項を盛り込んできた。
このため、ブラヒムズ社は契約を締結できなかったと同社のモハマド・ファドリ最高経営責任者(CEO)は説明した。
現在も交渉を続けているようだが、締結は難しいとみられる。
同社は2019年に財政難に陥った企業に発行されるプラクティスノート17(PN17)と指定された。
その後はパンデミックの影響もあり、さらに財政が悪化。
今年6月3日にはマレーシア証券取引所での上場が廃止された。これがマレーシア航空側の懸念材料になっているようだ。
同社の機内食サービスの子会社であるブラヒムズ・エアライン・ケータリング社は現在、海外の航空会社35社に機内食を提供。
今後さらに4社に提供する予定だという。
この子会社はグループ全体の売上の50%を占めており、マレーシア航空への提供も多い。
同社のケータリング能力は1日あたり6万食。
パンデミック前は1日平均5万5000食を生産していたが、パンデミック時には1日あたり218食に激減。
現在は1日あたり3万2000食にまで増加している。
パンデミック以前は毎月1200万リンギの売上だったが、現在は毎月800万リンギにとどまっているという。
2023年3月31日締めの第1四半期でブラヒムズ・ホールディングスの純損益は前期の692万リンギから484万リンギに縮小。
一方で、売上高は前期の714万リンギから1619万リンギに増加した。