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クダ州のムハマド・サヌシ州首相(49)が7月18日午前3時ごろ、モント・キアラのホテルで逮捕された。
スランゴール州スルタンやアンワル・イブラヒム首相を非難するなどの扇動罪容疑がかけられている。
国政野党の全マレーシア・イスラム党(PAS)所属の同州首相は先に、国政与党所属のスランゴール州のアミルディン・シャリ州首相を批判したうえ、「クダ州スルタンだったら、アミルディン氏を任命しなかっただろう」とスランゴール州スルタンをも非難していた。
また、首相に対しても政権樹立にあたってスルタンを利用したと批判していた。
サヌシ州首相は「連邦政府内の政敵によって歪曲された」と主張して発言を謝罪したが、スランゴール州スルタンは激怒して「(謝罪しても)まだ解決されていない」として強い不快感を示していた。
サヌシ州首相は逮捕後に警察署に連行され、同日午前にスラヤン下級裁判所で2件の容疑で起訴された。本人は法廷で無罪を主張した。
マレーシア国家警察のザルルディン長官はこの日に記者会見を開き、同州首相は任意同行を求める電話を何度もしたが拒否されたことを明らかにした。
政務担当秘書にも電話したが、連絡がつかなかったため、所在を突き止めて身柄を確保したという。
ただ、午前3時に逮捕したことについては与野党から批判の声が出ている。
なお、両州とも議会は解散され、現在選挙戦が展開されている。