クチンで水素自動車の試運転　9月から開始

サラワク州のリー・キムシン運輸相は8月21日、クチン市で水素自動車の試運転を9月4日から実施すると述べた。同市東部のイズムス島で、10月31日まで試験走行する。英字新聞ザ・スターが伝えた。

中国製の自動高速輸送システム用の水素自動車の部品が、今月5日に上海から到着し、2週間かけて同州で組み立てられた。走行に向け、同島では一部の道路の改修工事を23日から行う。

燃料補給は同島近くにあるプンディン・ターミナルに、移動式水素補給ステーションを設置して行われる。9月から10月の期間は試作車両の実証試験との位置づけで、最終的に収容できる人数などをこの期間中に検証し、問題点なども洗い出す。

今回の試験走行は、一般人は乗車できない。11月からは、より多くの人数を運ぶ水素自動車を、クチン市とサマラハン郡の間3キロを結ぶ高速道路上で試験運転する予定にしている