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昨年10月に開設された全国メンタルヘルス・ホットラインへの通報件数が、今年8月時点で2万4346件に達した。保健省のムハマド・ラジ衛生総監が9月10日に明らかにしたと英字新聞ザ・サン・デイリーが伝えた。
このうち65%にあたる1万5907件が何らかのサポートを受け、8479件が「具体的に介入を受けた」という。「具体的な介入」の内訳は、自殺未遂を図り警察などが出動し命を取り留めたケースが117人、また精神科などで治療を受けたケースが89人となった。
同省が運用しているこのホットラインは、カウンセラーが毎日午前8時から午前0時まで対応している。新型コロナウイルスの緊急事態宣言以降、うつ病患者が増えたことを受け、昨年開設された。同衛生総監によると、自殺者数は2021年が1142人、2022年は981人。現在、自殺予防プログラムなどを実施している。2024年からは「マレーシア全国自殺・死亡事故登録簿」の運用を開始し、自殺に関する詳細かつ正確な統計を取得することで、効果的な自殺予防対策につなげていく予定。