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麻薬取締庁(AADK)は9月21日、今年上半期の薬物使用者数が11万8820人に達し、前年同期比27%増になったことを明らかにした。年々増加傾向にあり、半数以上が10代の若者であることから憂慮すべき事態になっていると説明した。
同局はステクノ・アフマド局長によると、2022年通年の麻薬使用者数は約13万7000人で、このうち65%が10代の若者だった。また、過去5年の統計から合成麻薬の使用率が高い傾向を示している。
中でもペルリス州、クダ州、クランタン州、トレンガヌ州では人口10万人あたりの麻薬使用者数が400人以上と高い。隣接するタイから容易に麻薬が入ってくるためとみられる。
スランゴール州は使用者数が国内で最も多く、何もしていないティーンエイジャーが麻薬に溺れるケースが多発しているという。
同局長は、今後も啓発活動を行っていくと同時に家族に対しては「隠さずに治療を受けてほしい」と呼びかけた。来年半ばまでには全国176郡にある、若者を中心とした12万人の麻薬撲滅隊を100万人にまで増やしたい考えも示した。