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トレンガヌ州の下院のクママン選挙区の補選にマハティール元首相(98)が立候補する可能性が高くなった。元首相の側近が語った。
元首相は先の下院選で落選したものの、8月にはイスラム色の強い全マレーシア・イスラム党(PAS)が政権を握る4つの州の顧問に就任し、政治活動を続けている。
消息筋によると、下院にマハティール元首相を送り込むことで政権の「チェック・アンド・バランス」の役割を果たすことができるうえ、マレー人有権者の間で絶大な影響力を持っているので、当選が可能だとしている。
同州はPASの牙城として知られ、8月に行われた州議会選挙ではPASがメインの連立政党、国民連盟(PN)が全議席を独占した。このため、知名度の高いマハティール元首相がPASから立候補しても、圧勝するだろうとも消息筋は説明した。
この選挙区では「金権選挙が行われた」との訴えが認められ、選挙裁判所が当選を無効にする判決を下し、PAS側もこれを認めて控訴しない方針を示した。
補選の日程はまだ発表されていない。