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マレーシア統計局は10月17日、2022年の人口動態調査を発表した。これによると、合計特殊出生率(TFR)は15~49歳の女性1人あたり1.6人に減少した。2013年から下降しており、総人口の縮小と高齢化社会が一段と顕著になりつつある。
出生率は1970年の女性1人あたり4.9人だった。1970年から2012年までは同2.1人と先進国での水準を上回っていたが、2013年以降はこれを下回り、2022年は過去50年で最低を記録した。
民族別でみると、マレー人が同2.1人で最も高かった一方、華人は同0.8人と最も低かった。
州レベルでは、トレンガヌ州(2.9人)、クランタン州(2.7人)、パハン州(2.1人)の東海岸の3州を除き、全州でTFRが水準を下回った。
一方、2022年の死亡者数は20万6525人。前年比で8%減となった。粗死亡率(CDR)も人口1000人あたり6.9人(2021年)から6.3人(2022年)に減少した。2022年の男性死亡者数は11万7790人で、死亡者数の57.0%を占めた。一方、女性の死亡者数は8万8735人だった。
死亡者の年齢別では0~14歳が4754人と前年比で微増となったが、その他の年齢ではすべて減少。41~59歳の死亡者数の減少率が最も多く、2022年は20.4%減の4万1640人。15~40歳と60歳以上の死亡者数もそれぞれ、1万4830人、14万5301人だった。