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クアラルンプール市チュラス地区のタマン・マルリにある店舗向け建物でカプセルホテルのような小部屋78室が摘発された。同市役所(DBKL)や消防救助隊などが10月20日までに家宅捜索した。
この建物は4階建てで、1階部分が店舗になっており、2階から4階までが貸部屋になっていた。2階部分には38室、3階は23室、4階は17室の小部屋がそれぞれ設置されていた。小部屋は下層部と上層部に分けられ、中はベッドと電球があるのみ。壁に換気用の小さな穴が開いていたという。小部屋内は立ち上がることができず這って入室する。いずれの階も強烈な異臭を放っていたうえ、トイレとシャワールームは一つしかなく不衛生だったという。
これら小部屋には40人から50人ほどが住んでおり、月の賃貸料は300リンギ。換気や衛生状態も悪いため、火事になる可能性が高く、執行官は閉鎖を命じたようだ。当局はこれまでに何度か是正措置を求めたが、改善されなかったために今回の摘発になった。運営者は逃げているようで、自首するよう求められている。
この摘発に参加したンガ・コー・ミン地方政府開発相「非人道的な部屋で、まるで檻か棺桶のようだ」として批判し、法的措置を取る意向を示した。