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与党・国民戦線(BN)の中核を担うマレーシア華人協会(MCA)のウィー・カーシオン総裁は10月22日、BNの他の加盟政党が新たな政治提携を組んだ場合は「独自の道を切り開く」と述べ、BNからの連立離脱を示唆した。
BNの主要政党である統一マレー人国民組織(UMNO)と野党の全マレーシア・イスラム党(PAS)との新たな連立が模索されており、同総裁の発言はこれをけん制したものとみられる。
同総裁は昨年の下院選後にBNの構成政党間の力学が変化したと指摘。「以前はコンセンサスの精神が保たれていたが、それに対する明確な挑戦があった」と説明。改革実現とBNの中核的価値を再確立するため、理念を共有するBNの構成政党を超えた個人との協力関係を続けなければならないと強調した。
次期選挙では政治の主流に返り咲くために議席の増加をしなければならないとも強調。ただ、MCAは2018年の総選挙では壊滅的な打撃を受けて1議席にまで落ち込んだ。昨年の選挙では1議席の上積みをできたが、華人有権者からそっぽを向けられており、連立を離脱したとしても茨の道をいくことになる。