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シンガポールを訪問したアンワル・イブラヒム首相は10月30日、ジョホール州とシンガポールの経済特区についての覚書を来年1月に締結すると発表した。リー・シェンロン首相との共同会見で述べた。
この特区は、コーズウェイ両岸間のモノと人の流れを改善し、イスカンダル開発地域とシンガポールの生態系を強化することを目的とする。
両国政府は現在、実現可能調査が行われており、投資家の関心と市場の需要を見極める作業をしている。調査完了後の協議を経て1月11日に覚書に署名する方針。
リー首相によると、国境を越えた商品の流れを改善するための特別な税制措置やその他の構想が盛り込まれる可能性がある。
両首脳はこの他にも再生可能エネルギーの協力強化でも合意。マレー半島だけでなく、東マレーシアからも再生可能エネルギーをシンガポールに供給する方向で一致した。
また、ラオス・タイ・マレーシア・シンガポールの電力統合プロジェクト(LTMS-PIP)やASEANパワーグリッドといった多国間の国境を越えた電力取引イニシアティブを通じて、地域の相互接続性を強化するという両国共通の目標についても改めて会見で両首脳は強調した。