2022年の犯罪統計　麻薬関連が深刻化

マレーシア統計局は2022年の犯罪件数が5万813件にとどまり、前年比4.1％減になったと発表した。

暴力や窃盗などを含む犯罪7項目で、最も多かったのは自動車の窃盗。1万4446件を記録し、前年比7.5％増。また、性的暴力件数は1712件で、同比10.2％増となった。強盗は4589件で、こちらは同比18.6％減となった。

一方、商業犯罪件数は3万536件にとどまり、前年比3％減。ただ、紙幣偽造容疑の検挙数が776件に達し、前年比280.4％の激増。また、サイバー犯罪も577件と同比44.3増となった。

麻薬関連犯罪は深刻だ。取引や使用などで検挙された件数は14万1289件で、前年比30.6％増。中でも薬物所持は5万2398件に達し、前年比35.1％増を記録。麻薬関連の逮捕者数は16万3697人で、同比26.3％増となった。