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モハマド・サブ農業・食料安全保障相は11月9日、マレーシアの食糧の自給率100%の達成は不可能と述べた。国内生産が不可能なものがあるためと説明した。
同相は国会で「作物の経済性、気候の違い、土地資源の制約などが含まれている」と指摘。小麦や大豆、とうもろこしの栽培をペルリス州で行ったものの、収穫すると輸入より高くつくことがわかったという。
自給率を高めていく努力をすることは重要だが、100%にもっていくのは難しいと述べた。
また、鶏肉と卵は供給量が安定しているものの、コメの安定供給は長期的な努力が必要と話した。前政権下まではコメの輸入価格が比較的低かったため、輸入に頼って国内でのコメの確保に焦点があてられなかったとも指摘。コメの生産量を上げる必要があり、現在の1ヘクタールあたり4~5トンから少なくとも同7トンに達成させる必要があるとも述べた。2030年までにはコメの自給率を80%にまで上げたいとの目標を示した。