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ミャンマーで求人詐欺に遭って監禁されていたマレーシア人とインドネシア人121人が12月1日午前3時半ごろ、クアラルンプール国際空港(KLIA)に到着した。格安航空エアアジアのチャーター便で帰国した。インドネシア政府から要請のあった同国人1人もともに戻ってきた。
一行はミャンマー東部シャン州ラオガイ郡ラウカイン市の求人詐欺グループの施設で、強制労働をさせられたとみられている。救出のため、マレーシア外務省、ミャンマー外務省、中国の在昆明マレーシア総領事館が協力していた。
しかし、この一帯はミャンマー国軍と少数民族の武力勢力の紛争が激化し、救出に困難を極めた。このため、同市は中国・雲南省に隣接することから、一行は11月30日朝に陸路で国境を通過して帰国した。
ファディラ・ユソフ副首相が11月16日に中国を公式訪問した際に同国副首相に協力を要請していた。
マレーシア外務省は12月1日、中国政府とミャンマー政府に感謝の意を示した。
外務省によると、救出されたのはサラワク出身者が54人、ペラ州22人、クアラルンプール10人など計120人。帰国後はそれぞれ故郷に戻った。