東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出で、チャン・リーカン科学技術・イノベーション相は12月4日、マレーシア海域で放射能濃度の上昇はこれまでに検出されていないと国会で述べた。
マレーシア政府は8月に処理水が放出されて以降、サバ州海域に海洋の放射能レベルを測定するガンマ線スペクトルモニタリング装置を設置して現在も測定している。
同相は先に、海洋放出について「非常に懸念している」とも述べていた。