強制死刑の判決を受けていた死刑囚9人に対し、連邦裁判所は12月6日、いずれも禁固30年に減刑とする判決を下した。
服役期間はいずれの囚人に対しても逮捕日から起算して30年。
9人のうち1人は76歳のイスラム教華人の男。2006年12月3日にクアラルンプール国際空港(KLIA)でケタミン約1.5キロを所持し、密売容疑で逮捕された。2014年に死刑判決が確定し、現在までにすでに17年服役。残り13年で刑が終わることになった。
このほか減刑となったのは外国人2人とマレーシア人6人。うち48歳の囚人に対しては死刑から減刑されたものの、50歳以下に適用される規定でむち打ち刑12回が科された。この囚人以外は全員50歳以上だった。