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内務省のシャムスル・アヌアル副大臣は12月7日、海外で求人詐欺の被害者が依然として158人いることを明らかにした。
11月20日現在でマレーシア人428人が海外で求人詐欺シンジケートに捕まり、うち270人を救出されたという。
被害者らはソーシャルメディア上で高給の求人募集に応募し、カンボジア、ミャンマー、ラオスといった国々に赴くが、到着した後に旅券を取られ、募集要項とは異なる業務をさせられる。主にオンラインの詐欺行為に加担させられることが多く、現地での行動も制限され、ノルマを達成しないと暴力を受けることも多い。
副大臣によると、同省が11月20日までに受けた被害件数は325件。主にカンボジア、ミャンマー、ラオスからだったという。
政府はマレーシア国内でもこういった求人詐欺に関わる拠点があることを突き止めており、昨年8月から今年7月にかけて首都圏とジョホール州で4つのグループを摘発し、12人を逮捕した。人身売買・密輸防止法違反などで起訴している。
内務省は各国政府とも情報を共有し、今後も被害者救出に全力を尽くす考えだ。