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サラワク州サリケイ郡パカン郡に12月7日、銀行の自動現金預払機(ATM)が設置された。住民らはこれまで片道1時間以上をかけて現金を引き出すためにサリケイ中心部やシブに車で行っていたが、ATMができたことで住民らは歓迎している。
人口約1万2000人ほどの同郡にはパンデミック以前にアグロバンクのATMが設置されていたが、その後に閉鎖。2020年に活動制限令(MCO)が敷かれてから非常に不便な生活を強いられていた。
このため、住民らは同郡選出の下院議員にATMの設置を要請。議員の協力もあって警備会社のセーフガードの同郡支店に設置された。同社は今年8月にシンガポールのフィンテック関連会社と提携してATMを独自に導入している。
設置されたATMは国内大手の銀行の取引を取り扱っており、24時間営業。1日あたりATMの現金引き出し限度額は30万リンギという。
ただ、ATMは1台しか設置されなかったため、月末には長蛇の列が予想される。また、ATMが故障した場合、住民は再び現金をおろしに片道1時間以上かけた旅に出る必要がある。