デング熱感染者数　前年同期比で90％増

保健省は12月19日、デング熱感染者の累積数が12月9日までに11万4365人に達し、前年同期比90.3％増になったと発表した。

12月3日から9日までの週の感染者数は2948人で、前週比で1.3％減となったものの、3人が死亡。今年の死亡者数は87人となり、前年同期で2倍となっている。同省は医療施設での治療の遅れが死亡数の増加につながっているとの見方を示し、症状が出た場合はすぐに医療機関で診察を受けるよう呼びかけている。

感染者の多いホットスポット数は101か所に達し、スランゴール州が78か所と最も多い。クアラルンプールとプトラジャヤは12か所。

また、デング熱と同じ蚊を媒介として感染するチクングニア熱の累積感染者数は192人。スランゴール州プタリン郡での感染者数が最も多いことも明らかになった。