会計大手のデロイト・マレーシアは12月19日、MRTのタマン・トゥン・ドクター・イスマイル(TTDI)駅の命名権に関する契約をMRTコープ社と締結した。これに伴い、TTDI駅は2024年1月1日から「TTDI-Deloitte駅」となる。
駅の命名権プログラムは東南アジアで初めて導入されたもので、企業やブランド名を駅名に反映させるもの。契約料は駅のメンテナンス費用にあてられるという。
デロイト・マレーシアの本社はTTDI駅に隣接する。同社のイー・ウィンペン最高経営責任者(CEO)は、駅に社名が入ることで従業員の士気も高まり、地域で働く誇りももつことができるとコメント。また、「命名権の取得費でより効率的な交通システムに貢献する役割を果たしたい」とも語った。
MRT駅には社名やブランド名がついた駅名としてパビリオン・ブキビンタン駅、パビリオン・ダマンサラ・ハイツ駅、マニュライフ・スマンタン駅、イオン・マルリ駅がある。