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汚職取締庁(MACC)は12月21日までにダイム・ザイヌディン元財務相(85)の家族が所有するイルハムタワーを差し押さえた。
このタワーは60階建てで、LRTアンパン・パーク駅近くの一等地に立つ。4星ホテルが入居するなど外国人にとっても有名なタワー。
差し押さえは12月18日付け。地元紙によると、MACCは企業間の資金洗浄疑惑を捜査している中、元財務相の家族らも関与している可能性があることが浮上し、元財務相に資産を開示するよう今年5月に要請。しかし、元財務相はこれを拒み、今回の差し押さえに至った。
元財務相は1980年代と90年代にマハティール政権の財務相を長年務めた。マハティール氏が2018年に政権を握った後には政権の顧問機関であった5人の賢人会議のメンバーの1人にもなった。
租税回避に関する機密文書のパンドラ文書にも元財務相の名が出てきており、今年5月には23億リンギの汚職疑惑が浮上し、捜査を受けている。