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クアラルンプールとプトラジャヤで、固形廃棄物および公衆清掃管理会社法に沿って今年からごみの分別が義務化された。住民は廃棄物をリサイクル可能なものとそうでないものに分別しなければならず、違反者には罰金が科される。1月11日付の英字新聞ザ・スターなどが伝えた。
土地の所有者は最初の違反で50リンギ、2回目で100リンギ、3回目で500リンギを支払う。支払われない場合は起訴され、有罪になれば最高1万リンギの罰金がある。4回目以降は法廷で起訴される。非土地所有物件においては最初の違反で100リンギ、2回目で200リンギ、3回目で500リンギの罰金を共同管理団体(JMB)または管理委員会(MC)に対して科す。
JMBとMCはごみ分別の実施を怠った場合の罰則に加え、廃棄物処理施設の整備や提供を怠ったり、全住民が指定された場所で家庭ごみを処理できなかったりした場合にも1000リンギ以下の罰金が科される可能性があるという。
強制執行と関与を行う固形廃棄物公社(SWCorp)の所長Ummi Kalthum氏は「埋め立て地に送られる廃棄物の量を減らすためには、より厳格な取り締まりが不可欠」と話す。
SWCorpのデータによると、クアラルンプールでは2023年1月から11月までに収集された廃棄物77万2347トンのうち、リサイクルされたのはわずか0.17%で、99.83%が埋め立て地に送られた。クアラルンプールとプトラジャヤには埋め立て地がないため、セランゴール州の埋め立て地に送られる。