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ナジブ・ラザク元首相の弁護団は1月11日、政府に対し、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で放映している政府系ファンド「1MDB」汚職事件に関連するドキュメンタリー番組「Man On The Run」の削除を命じるよう、正式に文書で要請した。国営ベルナマ通信などが伝えた。
法律事務所Shafee & Coは「このドキュメンタリーは現在進行中の1MDB裁判におけるナジブ元首相の弁護にとって準司法的かつ不利である」と主張。「登場する複数の著名人たちによる発言も中傷的で偏見に満ち、裁判外のものであり、法廷侮辱にあたる」と述べた。
文書はファフミ・ファジル通信相やマレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)委員長ら宛てに送られた。これに対してファフミ通信相は「裁判が絡むため、MCMCと会議を開き、法律に基づいて検討する」としている。
「Man On The Run」はカシアス・マイケル・キム氏が脚本・監督を務め、汚職事件の主犯格である実業家ジョー・ロー被告の役割を中心に展開。昨年10月に地元の映画館で初公開され、1月5日にNetflixで公開された。