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国家上下水道委員会(SPAN)は1月17日、マレー半島と連邦直轄領ラブアンの一般家庭を対象に、2月1日から水道料金を1立方メートル当たり22セン(約6.9円)引き上げると発表した。英字新聞ザ・スターなどが伝えた。
料金の見直しにより、事業者は定期的なメンテナンスや苦情対応をより効率的に行えるだけでなく、浄水場の建設やアップグレード、古いパイプの交換といった給水システムのインフラ整備に継続的な投資を行う準備ができるようになるという。
同委員会は「長期的に持続可能な水道サービスを確保するためにも、料金改定は必要であり、延期はできない」と主張。さらに「水道事業者がサービスレベルを向上させ、質の高い水を供給できるようにするためには、水道供給コストを反映した料金調整が極めて重要。ただ、そのコストは2022年の記録に基づくと1立方メートル当たり1.75リンギかかるため、今回の引き上げでカバーすることはできない」と付け加えた。
同委員会は各州の事業者に対し、毎月の水道料金への影響を最小限に抑えるため、一般家庭を支援する既存の取り組みを継続するよう勧告。一般家庭に対しては、節水型製品の使用、敷地内の配管や蛇口の漏水修理、雨水貯留システムの設置、非飲用目的での再生水の利用など、水を大切に使うよう呼び掛けた。