関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア汚職防止委員会(MACC)が、元首相の1990年代の事業活動における汚職捜査への協力のため息子を召喚したと、1月17日付英字新聞ザ・スターが伝えた。問題となっている元首相の身元は明らかにされていない。
情報筋によると、この捜査は、元首相が所有する会社が当時の民営化政策によって政府関連企業の子会社を買収したという主張を受けて行われた。元首相はその会社を1年以内に政府関連企業に売却し、数億リンギに上る巨額の利益を得たとみられているが、元首相はオフショア・リークスにリストアップされているとも主張しているという。
オフショア・リークスとは、2013年4月に公表されたオフショア口座13万件の詳細を開示した報告書のことで、それまで公にされていなかった個人や政府関係者の個人財務情報が詳細に記載されている。
息子は、汚職と横領の疑惑に関する発言を記録をするために、数週間前にMACCに呼び出されたいう。さらに、国内外にある資産全てを書面で申告するよう求める通告書を手渡すために、今週になって再び息子を呼び出したとの情報もあり、ザ・スターは「この件に関してMACCから正式な声明と確認を得たい」としている。