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第17代イブラヒム新国王が即位

第17代イブラヒム新国王が即位

2024.02.01 政治・社会

ジョホール州のイブラヒム・イスカンダル州王(65)が、1月31日、第17代国王に即位した。

マレーシアは立憲君主制で、13州のうち9州にいるスルタンが輪番制で国王に就任する。任期は5年。

各紙が伝えたところによると、就任式典は午前9時45分ごろから、マレーシア空軍スバン空軍基地で始まった。その後、伝統的な儀式用の衣装に身を包んだイブラヒム国王は、クアラルンプールにあるイスタナ・ネガラ(王宮)に移動。王室関係者やアンワル首相、閣僚らが立ち会う中、「私はマレーシアのために忠実であり、国の法律と憲法に従って公正に統治することを厳粛かつ真に宣言します」と宣誓し誓約書に署名した。後日、戴冠式が行われる予定。

国営ベルナマ通信などによると、イブラヒム国王は、1958年11月22日生まれの65歳。米国マサチューセッツ州のフレッチャー法律外交大学院(The Fletcher School of Law and Diplomacy)で東南アジア戦略研究と国際海洋法を専攻した後、マレーシアに戻って軍事訓練を受け、陸海空軍の士官としての軍歴もある。

父親は、1984年~89年まで国王を務めた第8代イスカンダル国王。料理のほか乗り物も好きで、電車の運転免許を持つ。災害時には被災地を訪れ被災状況を自ら把握するなどフットワークは軽く、ジョホール州では屋台で市民と触れ合うことも多々あったという。

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