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世界の汚職を監視する非政府組織(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル」が1月30日に発表した2023年版「汚職指数」で、マレーシアの「清潔度」は前年の47ポイントから50ポイントへと改善し、ランキングも調査対象180か国・地域中57位で前年の61位から上昇した。地元紙マレーメールなどが伝えた。
汚職指数は、各国の政治家や公務員がどの程度汚職に手を染めているかを、「清潔度」を100点満点として数値化。トランスペアレンシー・インターナショナル・マレーシア(TI-M)は、2019年以降年々悪化していたスコアが改善した理由の1つとして、マレーシア汚職防止委員会(MACC)による過去2年間の有名事件の捜査、逮捕、有罪判決を挙げた。
MACCは国内における汚職と闘う唯一の執行機関として、その管轄区域内における接待、権力の乱用、不正行為を根絶するための予防と活動を継続することを約束し、決意している。
政府は2033年までに汚職指数ランキングを25位にするという目標を設定しており、TI-Mのムハンマド・モハン会長は「最新スコアに満足しないように」とアドバイス。MACCも「各方面が協力を継続し、それぞれの役割を果たし、防止戦略とグッドガバナンスの改善に大いに尽力を」と呼びかけた。
2023年版では1位がデンマーク(90ポイント)、2位がフィンランド(87ポイント)、3位がニュージーランド(85ポイント)。一方、最下位はソマリア(11ポイント)で、シリア(13ポイント)、ベネズエラ(13ポイント)が続いた。日本は16位(73ポイント)で、アジアではシンガポールが5位(83ポイント)、香港が14位(75ポイント)と日本より上位に入った。