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ナジブ元首相、恩赦再懇請を検討

ナジブ元首相、恩赦再懇請を検討

2024.02.09 政治・社会

ナジブ・ラザク元首相は、政府系ファンド「1MDB」を巡る資金流用などの罪で12年の懲役刑を受け現在服役中だが、先に恩赦委員会によって刑期が半減された。しかし、ナジブ元首相は、完全な恩赦を求め、再び懇請の検討を進めているようだ。英字新聞ザ・スターが7日伝えた。

ナジブ氏は2020年、1MDBから不正に資金の一部を横領した信託義務違反と権力乱用で有罪判決を受けた。なお、この判決は2022年、マレーシア最高裁にて確定している。マレーシアと米国の捜査当局は、約45億ドルが1MDBから不正に盗まれたと認定。そのうち約10億ドルがナジブ氏の口座に流れ込んだとみている。

ナジブ氏の担当弁護士は、同氏が公正な裁判を受けていないと主張。アブドゥラ前国王の下での恩赦プロセスに対して懸念を表明している。一方、ナジブ氏の刑期短縮決定は既に国内で論争を引き起こしており、一部では「汚職との闘いを弱体化する恐れがある」との見方を示している。
 

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