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「現代サラワクの父」と称された前サラワク州知事で元州首相のタイブ・マフムード氏が2月21日未明、クアラルンプール市内の病院で死去した。 87歳だった。国営ベルナマ通信などが伝えた。
タイブ氏は1936年同州ミリ生まれ。1963年に州の通信・公共事業大臣に任命されたのを皮切りに第1次産業大臣、総合計画・社会経済研究大臣、国防大臣、連邦直轄領大臣など重要な官僚職を歴任し、1981年3月から2014年2月まで州の第4代首相を務めた。約33年間にわたってリーダーシップを発揮し、開発アジェンダの導入や雇用機会の創出、再生可能エネルギー回廊や同州初となる公立大学の設立など、州の発展と近代化に貢献。その後、昨年1月まで州知事を務めた。サラワク州にはスルタンがいないため、州知事が州の元首と位置付けられている。
遺体は同日中にサラワク州クチンの自宅に運ばれる予定。22日午前に州議会に運ばれ、国民が最後の敬意を表する。国葬はクチン、Demak Jayaの家族墓地で行われる。
アンワル・イブラヒム首相は、タイブ氏の死去に哀悼の意を表明し、「マレーシアは尊敬される政治家を失った。国家とサラワク州への奉仕と献身は永遠に記憶されるだろう」と述べた。
州政府は2日間を服喪期間にすると宣言。州全域で半旗が掲揚され、娯楽行事は延期されるという。