テイラー・スウィフトの公演、誘致失敗との見方を否定＝政府

先ごろ東京とシンガポールで公演を行った人気歌手テイラー・スウィフトの公演をめぐり、「政府が2022年にマレーシア公演の誘致に失敗した」とのうわさが流れている。

これについてアダム・アドリ青少年スポーツ副大臣は「誘致に失敗したという話しは事実ではない」と改めて否定した。

同副大臣によると、マレーシア政府と主催団体との間での過去の経緯について、コンサートがもしも実施された際、「全体的な会場管理を支援することのみを目的とした覚書が交わされた」とするものの、コンサート実施の可否について打診されたことはないと説明。

またコンサートの実施の決定権限は同省の管轄下にはないとの見解を示した。同副大臣は「スウィフトのコンサートは、スポーツワーク・グループおよび米国のASMグローバルが主催団体だが、マレーシアに対し実施が打診されたことは一度もない」としている。

テイラー・スウィフトのシンガポール公演をめぐっては、同国政府が観光誘致の一環として多額の補助金を投入したことが明らかになっている。