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北側がマレーシア領となっているボルネオ島で、インドネシア、ブルネイをも含む高速鉄道ネットワークを構築するとの計画が突如明らかになった。
報道等によると、ブルネイに本拠を置くブルネルギー・ウタマという法人が、ボルネオ島を横断する高速鉄道網「トランス・ボルネオ鉄道」プロジェクトを提案した。この鉄道網は、インドネシア領のカリマンタン、マレーシア領のサラワク、サバの両州、そしてブルネイ間の連結を強化し、ボルネオ島の地域成長と発展にとって重要なインフラプロジェクトとする。
プロジェクトは全長1,620kmに及び、二つのフェーズに分けて計画。列車は時速300~350kmで運行され、ボルネオ島内の3カ国にまたがる主要都市間の移動を大幅に短縮する。第1フェーズでは、インドネシア西カリマンタンのポンティアナクからサバ州のコタキナバルまでを結び、クチンやミリなどの主要都市を経由する。第2フェーズでは、ノースカリマンタン、イーストカリマンタンへと拡張。インドネシア政府が造成を進める新首都ヌサンタラへも乗り入れるという。
ネットワークには4つの主要ターミナルと24の駅が設けられ、ブルネイのトゥトン地区を鉄道の中心ハブとして機能させる計画とされる。