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サウジアラビアのメッカへ巡礼の旅「ウムラ」に出かけようと旅行代理店に代金を支払ったものの、これを騙し取られたとして、訴えが起こされている。
報道によると、ウムラに出発できなかったのは21人からなる被害者グループ。彼らは合計13万5,000リンギをだまし取られたと主張している。
被害者グループを代表を務める59歳の女性は、彼女の夫が2月13~23日の日程で5つのウムラパッケージを購入するために約3万1,000リンギを支払ったという。「私たち一人一人は昨年8月に同社が販売したパッケージを、それぞれ6,550リンギで購入した」とした上で、「以前この会社と通じてウムラ巡礼をしたが、今回は支払いを済ませた後に彼らが多くの言い訳をするとは思いもしなかった」と力を落としている。
2月11日、サウジアラビアへ飛ぶ予定日だった2日前に、その会社の経営陣からフライトが満席のため2月20日に延期されたとの連絡があった。その後、会社はスタッフが必要な予約を行うことに失敗したと主張、2回目のフライトの延期を要請してきたことから返金を要求し、3月6日には警察にも被害届が出された。さらに、3月8日には消費者申立裁判所にも告訴した。
ウムラとはイスラム教における巡礼の一形態。メッカにあるカアバ聖殿を訪れる巡礼のうち、ハッジとは異なり、ある特別な時期以外に行われるものをいう。ハッジを大巡礼、ウムラを小巡礼と呼ぶこともある。