貝類の食中毒案件が複数発生＝ヌゲリ・スンビラン州

ヌゲリ・スンビラン州保健局は4月2日、州内でムール貝を食べたことが原因と見られる食中毒の報告を8件受けたと明らかにした。同局関係者は、州保健局と水産局が調査を開始。分析のためにムール貝のサンプルを収集している。併せて、ムール貝や他の二枚貝の摂取による食中毒のケースが他の医療施設に報告されていないかどうかも確認中だという。

麻痺症状を呈した2人が地区病院の集中治療室に入院。他の5人が治療のために入院したほか、1人は医師の診断を受けた上で一旦帰宅したという。最初のケースは4月1日に報告されたという。なお、食中毒の発症者は別々の家族、地区内の2つの市場で購入したムール貝を食べた後、頭痛、手足のしびれ、筋力の弱さを訴え始めたという。

同局では、貝類を食べた後に異常を感じた際は、医療機関で診察を受けるよう促している。