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東南アジアの各地が、厳しい熱波に見舞われている。過去1週間で最高気温は摂氏45度に達した場所もあり、改めての暑さ対策が必要そうだ。日本がゴールデンウィーク(GW)に入り、日本からの来訪者と東南アジア各地を旅行する際は特に留意したい。
こうした猛暑により、各国では健康維持に関する警告が発令されているほか、住民は涼しい場所へと「避難」も余儀なくされるなど、日常生活や公共サービスに大きな支障が出ている。
フィリピン政府は、マニラで記録的な暑さが観測されたことを受け、全公立学校で対面授業を2日間停止するという厳しい措置を取っている。この措置は、すでに数千の学校が一時的にオンライン授業に切り替え、生徒を過酷な猛暑から守ろうとしている。
タイでは、「厳しい猛暑」が続いている。気象局は4月27日、北部で摂氏44.1度を記録した場所もあると警告。同国では今年に入ってから、少なくとも30人が熱中症で亡くなっている。
カンボジア、ミャンマー、ベトナムでは、今後数日間で気温が摂氏40度を超える可能性がある。暑いだけでなく高い湿度が人々にダメージを与えている。
最近の気温の上昇は、昨年世界各地で報告された記録的な高温状態と傾向が一致しているという。国連の世界気象機関(WMO)は、「アジアは特に速いペースで温暖化している」と強調し、影響を受ける地域での適応と予防策の緊急性を訴えている。