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「南西モンスーン」の時期、マレーシアに到来(5月16日更新)

「南西モンスーン」の時期、マレーシアに到来(5月16日更新)

2024.05.15 政治・社会

マレーシア気象局(MetMalaysia)の宣言によれば、5月17日から「南西モンスーン」が始まった。このモンスーンの影響下では、風が一貫して南西方向から吹き、湿度が低く、安定した大気状況がもたらされるという。ムハンマド・ヘルミ・アブドゥラ気象局長によれば、これにより雨雲が減り、降雨量が減少するとしている。こうした気候は9月まで続くと予測されている。

南西モンスーンは季節風の一種で、季節的に風向きが変わる風を指す。このモンスーンの影響で、乾季と雨季がはっきりと分かれる。この時期に入ると、健康、水供給、森林火災、煙害(ヘイズ)および農産物の不作など、マレーシアではさまざまな悪影響に直面することが予想されている。特に7月から9月にかけては野焼きが行われることが多く、ヘイズの発生が懸念される。モンスーンの期間中、全国的に乾燥した日が増える一方で、強風や雷雨を伴う大雨の可能性もあるため注意が必要だ。

気象局は、煙害や環境汚染の影響を最小限に抑えるため、野焼きを控えるよう勧告しており、降水量が少ないため節水も呼びかけている。

この発表を受け、教育省は天候の変化に対する学童生徒への警戒を進める考えを明らかにした。ファドリナ・シデック教育相は、5月15日に開催された教師感謝の日関連イベントで、「各州の教育部門や学校に対して設定されたガイドラインを遵守するように」と促している。モンスーンの時期には気温がさらに上昇する可能性があり、登校時の服装の決定に関して保健省や他の関連省庁と協力してガイドラインを随時改善する方針を示した。

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