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シンガポールの新しい首相としてローレンス・ウォン氏が5月15日、正式に就任した。リー・シェンロン氏の後を継いだもので、ウォン氏は建国以来4人目の首相となる。
就任式はイスタナ(大統領府)で行われ、ウォン氏と新内閣の閣僚たちが臨席する中、宣誓を行った。
ウォン氏はこれまで副首相兼財務大臣の職にあった。2004年から首相を務めていたリー・シェンロン氏がタン・チェンマラトナム大統領にウォン氏を次期首相として任命するよう助言した。なお、リー氏は、これまでの首相歴任者らと同様、シニア・ミニスター(上級大臣)として内閣に留まる予定だ。
ウォン氏は51歳。人民行動党(PAP)によって支持され、財務大臣のほか、COVID-19対策タスクフォースの共同議長など、いくつかの重要な役職を歴任してきた。宣誓式でウォン氏は「謙虚で深い責任感を持って務めることを誓い、全てのシンガポール人に明るい未来を築くことを目指す」と述べた。
シンガポールの首相職は、1965年の建国の際、リー・クアンユー氏が就任。1990年まで務めたのちに、同氏の息子リー・シェンロン氏が2004年に首相にその職を譲った。この後は世襲ではなく、政治家としての実績や党内の支持に基づいて次の首相が選ばれている。