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シンガポールと結ぶコーズウェイ、開通100周年

シンガポールと結ぶコーズウェイ、開通100周年

2024.06.28 政治・社会

マレーシアのジョホール州とシンガポールを結ぶコーズウェイが6月28日、100周年を迎えた。同日午前には記念の祝賀イベントを開催、コーズウェイ100周年の主幹事および委員会は、「この建築物がジョホール州とシンガポールを結ぶ道路として開通してから1世紀が経た」と改めて発表した。

ジョホール州青年・スポーツ・起業家開発・協同組合委員会のモハド・ハイリ・マッド・シャー委員長は、「今回の記念行事はジョホールとシンガポールの関係にとって重要な節目となる」と述べた。「コーズウェイが我が国の独立前に建設されたことを意味する。この歴史的なコーズウェイを記念し、感謝し、理解しよう」と付け加えた。

コーズウェイの建設は1919年に開始され、1924年6月28日に開通した。当時のジョホール州では二代目近代統治者(スルタン)アルマルフム・スルタン・サー・イブラヒム・イブニ・アルマルフム・スルタン・サー・アブ・バカルの治世のさなかにあった。道路と鉄道の両方が通っており、開通当初から重要な経済的および文化的な役割を果たしてきた。両国の独立前から、コーズウェイは人々の物流や交流を促進し、地域経済の発展に寄与している。第二次世界大戦中、1941年12月から1942年2月にかけて、日本軍はマレー半島を南進、英国軍との戦闘が激化した。1942年2月、シンガポールが陥落する直前、英国軍は日本軍の進攻を遅らせるためにコーズウェイを爆破。この爆破は、日本軍がシンガポールに進入するのを一時的に防ぐことを目的としていた。

ところが、この破壊作戦は有効とはいえなかった。日本軍は迅速に修復作業を実施し、わずか数日でコーズウェイを再建、シンガポールへの進軍を再開した。1942年2月15日、シンガポールは日本軍に降伏し、その後、日本の占領下に置かれたという経緯もある。

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