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パハン州のゲンティン・ハイランドで6月29日の朝、21人を乗せたツアーバスがハイランドから下山中に横転する事故が起きた。バスに乗車していた中国国籍の2人が頭部の負傷により死亡した。
パハン消防救助局は、バスに乗っていたのは運転手1人とツアーガイド2人のほかは中国からの観光客だったと説明している。
衝突場所はゲンティンハイランドの16.5キロポスト地点。ツアーバスはクアラルンプールに向かって下山中、スリップして道路分離帯に衝突した。32歳のバス運転手は無免許だったことが判明しているほか、さまざまな違反で27件の交通違反切符を受けていたという。
ティオン・キン・シン観光芸術文化相は6月30日、運転手は逮捕され、事件に関連する不正行為について調査中であると述べた。「この事件に心を痛めており、徹底的な調査を行う」と、クアラルンプール市内の病院へこの事故で負傷した中国人客の見舞いに訪れた際に述べた。見舞いの際には、欧陽玉京駐マレーシア中国大使らが同行していたという。
事故に遭ったツアー客らによると、ゲンティンハイランドへの旅は「問題に満ちていた」「5泊6日の旅行のために3回もバスを乗り換えなければならなかった」と話している。
一方、ティオン大臣は、「関与したインバウンド旅行代理店がこのツアーを他社に下請けしていたことが判明した」と説明。その上で7月2日に運輸省およびその関連機関である道路運輸局と会談し、「ツアーバスの規制、メンテナンス、及び取り締まりについてさらに議論する予定だ」と述べた。
「観光客を乗せるツアーバスには標準作業手順(SOP)が必要であり、責任と取り締まりの一部は観光芸術文化省にあるべきだと考えており、この会議でさらに議論する」と付け加えた。