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カイルル・フィルダウス・アクバル・カーン観光芸術文化副大臣は7月18日、第4回世界イスラム観光会議(WITC)のメディア発表会席上、今後4年間でイスラム教徒(ムスリム)観光客による支出が推定1兆リンギに達するのを見込んで、「国内の観光産業各社が準備を整える必要がある」と述べた。
同副大臣は「世界中のムスリム人口が昨年20億人に達し、ムスリム観光市場がグローバル観光、そしてイスラム経済の強力な勢力となっており、ムスリムフレンドリーな製品やサービスの需要が高まっている」と述べた。
WITCの本会議は9月12日から13日にかけてサンウェイリゾートホテルで開催される予定。カイルル・フィルダウス副大臣は、「マレーシアがムスリム市場向けの標準とサービス認証プログラムの開発で先行している」と説明。ムスリムフレンドリー観光およびホスピタリティ保証と認証(MFAR)やムスリムフレンドリー観光ガイド(MFTG)プログラムなどが含まれるとしている。
その上で「WITCが国の拡大計画、例えばウムラトランジットハブ構想のような取り組みに対する潜在的な投資家の紹介に役立つ可能性がある」と指摘している。
イスラム観光会議(ITC)は2009年の設立以来、観光業界がムスリム観光客に対して製品を標準化し、より効果的にプロモーションするためのいくつかの標準と認証プログラムを開発してきた。世界のムスリム観光客の渡航回数は2028年までに約2億3,000万人に達し、支出は1兆リンギに達すると予測されている。