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ジョハリ・アブドゥル・ガニ・プランテーション産業・商品相は、パーム油生産に対する暴利税を廃止するか、閾値を引き上げて産業にとって価値のあるものにするよう政府に要請した。
同相は先に、パーム油の暴利税(Windfall Profit Levy =WPL)を見直し、他の生産国との競争力を維持するために財務省に提案したと述べた。
暴利税は超過利益税とも言い表せるもので、パーム油の生産・販売において通常の利益を超える利益に対して課される税のことを指す。
業界関係者やマレーシア・パーム油委員会(MPOB)は、この税金に関する懸念を表明しており、コストの増加が産業の採算性を引き下げていると訴えている。
現在、1トンのパーム油を生産するには約2,800から3,000リンギのコストがかかり、暴利税は3,500リンギから適応される。コストはこの閾値にすでに近づいているため、実際には“暴利をむさぼる余地”などないのが実情だ。
現在、マレーシア半島では1トンあたり3,000リンギを超えるパーム油価格に対して3%の暴利税が課されている。一方、サバおよびサラワクでは1トンあたり3,500リンギを超える場合に適用される。