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アンワル・イブラヒム首相は10月9日、東ティモールのザナナ・グスマオ首相と二国間会談を行った。
第44回および第45回ASEAN首脳会議が開催されているラオスの首都・ビエンチャンのナショナル・コンベンション・センター(NCC)での会談では、東ティモールのASEAN加盟申請について話し合われた。東ティモールは現在、ASEANへの正式加盟に向けて加盟国の合意を待っているところである。
東ティモールはASEANのオブザーバー国として認められ、2005年にアセアン地域フォーラムに参加した後、2011年3月4日に正式に加盟を申請した。
2022年、カンボジアのプノンペンで開催された第40回および第41回ASEAN首脳会議で、東ティモールが同ブロックの11番目の加盟国となることで基本合意した。東ティモールはまた、本会議を含むすべてのアセアン会議に参加できるオブザーバー資格を与えられている。
長くインドネシアの植民地だった東チモールでは1999年、国連主導で住民投票が実施され、東ティモールの住民の大多数がインドネシアからの独立を選択した。しかし、投票後にはインドネシア軍や親インドネシア派による激しい暴力が発生し、混乱を招いた。この状況に対し、国連と国際部隊が介入し、治安の回復に努めた。
そして2002年5月20日、東ティモールは正式に独立を達成し、世界で最も新しい独立国家の一つとして国際社会に認められることとなった。独立以降、東ティモールは国連をはじめとする国際社会の支援を受けながら、経済の発展やインフラの再建に注力してきた。
現在、東ティモールは独立から20年以上が経過し、国連の協力を得ながら安定した国家運営を目指し、引き続き国の発展に取り組んでいる。